介護福祉士が転職するなら施設?病院?気になる4つの違いを紹介

介護施設で働いていると給与面、職場の雰囲気、利用者さんとの接し方など、さまざまなことがきっかけで転職を考えることもあるでしょう。

介護福祉士の転職先といったら当たり前のように介護施設を考えますが、病院でも介護職の求人を出しているケースもあるのです。今回は、「業務内容」「給与」「福利厚生」「将来性」の4つのポイントに絞って、施設と病院での介護職の違いについて紹介していきます。

介護福祉士として日々頑張っているあなたの転職先選びの参考になれば幸いです。

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介護施設と病院の業務内容の違い

一般的な介護施設で働く方にとって、病院での業務内容は特に気になるでしょう。病院での業務と聞くと医療行為を想像しがちですが、当然医師や看護師の資格を持っていない以上、病院に勤務しているとはいえ医療行為を行うことはできません。

そのため、病院での業務内容も基本的には施設と同じように、入院している患者さんの食事、入浴、排泄といった介護業務となります。ただし、介護施設での仕事と違い、介護福祉士が主体的にというよりは、医師や看護師の指示に従って介護業務をするというイメージのほうが強いですね。

また、病院に入院している患者さんは施設に入居している利用者さんとは違い、近い内に治療が終わり退院していくことがほとんどです。そのため、介護施設でよく行われるレクリエーションやイベントなどのサービスはありません。

介護施設と病院の給与の違い

今働いている施設からの転職を考えている場合、給与面に不満を抱えている場合も多いでしょう。

介護施設の多くは社会福祉法人や民間会社が運営しているのに対して、病院の場合は医療法人が運営しています。そのため、一般的には施設よりも病院で勤務する介護福祉士のほうが給与が高いと言われています。

ただし、これは病院のほうが極端に給与が高いという意味ではなく、夜勤手当などの関係で病院のほうが高くなりやすいという意味です。

夜勤専従など働き方次第では、施設のほうが多く給与を貰える場合も珍しくありません。給与に関しては「施設と病院のどちらが高いか?」ではなく、「施設と病院関係なく、どこの職場の給与が高いか?」という視点で考えたほうがよいでしょう。

介護施設と病院の福利厚生の違い

介護職は給与が安い傾向にある分、転職の際に福利厚生を重視するという方も多いでしょう。福利厚生の充実度合いは、その施設を運営する母体の大きさによって変わることが多いです。

介護施設といってもさまざまな種類があり、中には大きな母体が運営する施設もありますが、全体としては施設で働く場合の福利厚生はあまり充実していないと言えるかもしれませんね。

病院の場合は母体が大きい場合が多いですが、施設で働く場合よりも福利厚生が充実しているケースが多いです。給与面の違いだけでなく福利厚生の充実度の違いも合わせて考えると、病院で勤務したほうが生活の金銭面の負担は少なくなるかもしれません。

介護施設と病院の将来性の違い

人によって自分の将来の仕事に対する考え方は違います。「ずっと今と同じように現場で介護職を続けたい。」「施設で働きつつも、現場で役立つスキルをどんどん身につけたい。」「資格を取得してケアマネジャーなどどんどん立場をランクアップさせていきたい。」など…。

介護施設と病院では、介護職としての将来性に大きな違いが出てきます。介護施設で働く場合は、資格を取得することでケアマネジャーになったり、経験年数が伸びたり実力を認めてもらうことで施設長になれるケースもあります。施設によっても変わってきますが、出世をしていけば当然給与面にも変化があらわれるでしょう。

しかし、病院の場合は同じ院内に介護職から発展できるような他の仕事があまりありません。そのため、出世することなくずっと同じ立場で仕事を続けることになるでしょう。あなたが「病院で介護をしながら、医療関係の知識を身につけて、いずれは介護施設に戻って働こう。」というような意識なら良いかもしれませんが、病院に勤務し続け収入面や立場をアップさせていきたいと思っているなら、考え直したほうがよいでしょう。

介護施設と病院のメリット・デメリット

転職先として介護施設と病院を選んだ場合の4つの違いを紹介してきました。それぞれの違いから読みとれるメリット・デメリットをまとめておきましょう。

介護施設 病院
メリット ・利用者さんの状態に合った介護を日々考えられるため、やりがいがある

・働き方次第では、病院で働くよりも高い給与を得られる可能性がある

・取り組み方次第で、ケアマネジャーや施設長などスキルアップがしやすい

・患者さんに急変などがあっても、すぐに看護師に対応してもらえる

・レクリエーションなどの準備に悩まされることがない

・基本的には、介護施設よりも高い給与をもらいやすい

・福利厚生が介護施設よりも充実していることが多い

・看護師と一緒に介護をしながら、医療行為についての知識を深められる

デメリット ・利用者さんに急変などがあった場合、介護職員が対応せざるを得ない場合もある

・利用者さんの介護以外にも、レクリエーションなどを考える必要がある

・福利厚生の面では、病院に劣ってしまうことが多い

・あくまで治療のための介護となり、業務を坦々とこなすだけの毎日になりやすい

・患者さんとコミュニケーションをあまり取れない

・病院で働き続ける限りは、出世などの将来性は期待できない

・看護師との間で、立場の違いによる衝突も起こりやすい

まとめ

介護施設と病院、どちらも介護福祉士として利用者さん、患者さんの介護業務にあたるわけですが、施設の目的や立場の違いから仕事に対する心持ちなどはガラッと変わるかもしれません。

また、給与や福利厚生、将来性などにも大きく違いがあるため、自分がどんな介護福祉士として仕事をしていきたいのか、将来どんなふうになっていきたいのか、という部分を一度整理してからどちらに転職するのか決めたほうがよいでしょう。

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